バイナリーオプションで勝つにはCCIを活用しよう!

バイナリーオプション攻略法
Boonmachai MingkhwunによるPixabayからの画像

バイナリーオプションを攻略するために、活用できるインジケーターはさまざま存在します。
その中でも、初心者にとって使い方が分かりやすいものの一つに、CCIと呼ばれるインジケーターがあります。CCIはRSIほど有名ではありませんが、バイナリ―オプションを攻略したいのなら、覚えておいて損はない便利なインジケーターです
CCIを理解できれば、チャート分析しても予測が外れてしまうといったことも回避できるようになるでしょう。

今回は、CCIの基本情報から活用方法までを見ていきたいと思います。

CCIって何?

CCIをネット検索すると、以下の説明を見ることができます。

CCI(Commodity Channel Index)とは1980年に米国のドナルド・ランバート氏が開発したオシレーター系のテクニカル指標。
相場の値動きには一定のサイクルがあるという考えのもと、「買われすぎ」や「売られすぎ」を判断するために用いられる。

CCI – 用語集 – DMM FX

このCCIは、テクニカル分析に活用できるオシレーター系インジケーターとして知られています。オシレーター系インジケーターとは、相場の買われ過ぎや売られ過ぎを数値で判断できるツールで、エントリーポイントを判断するために用いられます。

CCIが何を表わしているのかというと、今の価格と移動平均線との距離が、過去の平均値に比べてどのようになっているかということです。そのため、移動平均線より今の価格が高い場合はCCIの数値は+になり、低い場合はCCIの数値は-になり、今の価格と移動平均線が同じ値であればCCIは0になります。

CCIが表わされるための計算式は以下の通りですが、特に覚えなくても問題ありません。

計算式:CCI=(TP-MA)÷(0.015×MD)
※TP=基準値=(高値+安値+終値)÷3
※MA=基準値の単純移動平均=TPの★本分の単純移動平均
※MD=平均偏差=(MA-TP1)~(MA-TP★)の合計値÷★
(★は一般的に14とされる場合が多い)

CCIはどうやって使うの?

まず、MT4での設定方法を覚えておきましょう。

  1. MT4の画面上部にある「挿入」を押下
  2. 「インディケータ」を選択
  3. 「オシレーター」を選択
  4. 「Commodity Channel Index」を選択

上記の流れで、設定することができます。入力項目に関しては、期間は14にしておくのが一般的です。また、RSIと組み合わせて分析する際には、適用価格をCloseにしておくと、適用価格が合わさり使いやすくなります。
RSIとは、CCIと同じオシレーター系インジケーターで、バイナリーオプションをやる上で特によく知られています。RSIは0~100の間の数値で示され、70以上が買われ過ぎ、30以下が売られ過ぎと判断されます。それに比べて、CCIは上限下限の数値が決められていないため、100以上もしくは-100以下の数値を出すことが多いのが特徴となります。そのため、CCIの場合は100以上が買われ過ぎ、-100以下が売られ過ぎと判断されるのです。

チャートにCCIを表示した時に、CCIのグラフが100のラインを上から下へ突破した場合には下降トレンドが発生し、反対にCCIのグラフが-100のラインを下から上へ突破した場合には上昇トレンドが発生するため、トレンドの方向にエントリーすると利益を出せる可能性が高まります。
つまり、CCIのライン突破をサインと見なし、そのタイミングでトレンドフォローのエントリーを行うことで勝率アップが図れるのです

CCIのメリットとデメリット

CCIは勝率の高いエントリーを行うためのツールとして、メリットもあればデメリットもあります。それについて、詳しく見ていきましょう。

メリット

まず、メリットは順張り手法と逆張り手法、どちらにも活用できることです
相場が買われ過ぎていたり、売られ過ぎていたりする場合にはトレンドの反発が見込めますので、逆張り手法が有効的です。そして、反発が起こった後トレンドの発生を確認した際には順張り手法が有効的になります。
また、CCIは実際の価格の動きに対して反応が早いのが特徴です。そのため、相場の動きを素早く察知することができるのです。

デメリット

反対にデメリットとは、CCI単体ではエントリーの根拠として弱いということです
その背景には、ダマシが起こる可能性が高いということがあげられます。先ほどメリットであげた反応が早いという点ですが、反応が早いとなると相場が変わるサインが出たとしても、まだ確定していない状態であるため、相場が予測通りに動かなかったという結果になる可能性も高まります。この状態をダマシと呼びます。
CCIの最大のデメリットは、このダマシが起こりやすいことです。CCIとしては、数値の上限下限がRSIのように決まっておらず、100や-100を超えて200、300となってしまう可能性も十分にあります。そのため、どこが売買に適したタイミングなのかいまいち分かりづらく、ダマシに遭う可能性も高くなるのです。
このダマシを避けるためには、相場が転換したことを確認する癖をつけることが大切です。また、CCI単体で判断を下すのではなく、他のインジケーターも合わせて精度の高い分析を行う必要性があるのです。RSIなどのインジケーターを組み合わせて確認すれば、よりエントリーの根拠を強めることができ、勝率をアップさせることができるのです。

CCIの活用方法

順張りの場合

順張りのようにトレンドに沿ったエントリーをする場合は、まずCCIにて100と-100の間のゾーンへ入ってきたことを確認し、トレンドの転換が起こりそうだと予測します。そして、ローソク足の動きを3~4本ほど確認しながら、トレンド発生を確認してからエントリーを行います。
ここで気をつけるべきは、焦ってエントリーをしないことです。CCIのラインを抜けたからといってすぐにエントリーしてしまうと、ダマシに遭う可能性が高くなります。そのため、動平均線などと組み合わせて、どのようなトレンドが発生しているかをしっかりと把握してからエントリーするようにしましょう

逆張りの場合

逆張りの場合は、RSIと組み合わせて使うのがシンプルでおすすめです
例えば、CCIで-100以下でありRSIでも30以下であったならば、上昇トレンドへの転換が起きやすい状態であると構えることができます。そして、CCIが-100のラインを、RSIも30のラインを下から上へ抜けたことが確認できたら、次のローソク足が始まるタイミングでHighエントリーをすると、勝てる可能性が高くなります。それとは反対に、CCIで100以上である場合は、RSIが70以上であるかを合わせて確認し、ラインを上から下へ突破したらLowエントリーで仕掛けるのです。この方法は、初心者にも分かりやすく取り組みやすい手法と言えます。

また、ボリンジャーバンドを組み合わせた方法もあります。ボリンジャーバンドとは、トレンド系のインジケーターで、移動平均線を中心に上下に3本ずつ(±1σ、±2σ、±3σ)のライン引いて形成されたチャート上の帯のことを言います。ボリンジャーバンドの±1σ~±3σのラインに実際の価格が触れると、高い確率で反発するという特徴があります。このような特徴をもつボリンジャーバンドとCCIとを組み合わせることによって、ダマシに遭う確率を下げることができます
例えば、CCIが100を超えている状態で、ボリンジャーバンドの±2σのラインに触れた時にはLowエントリーをします。なぜなら、CCIで100以上は買われ過ぎのサインとなり、またボリンジャーバンドのラインにかかっていることから、反発する可能性が高いと考えられるからです。このような根拠に従ってエントリーしていけば、勝率を高めることができるでしょう。

まとめ

今回CCIについてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?

CCIは、順張り手法でも逆張り手法でも使えるオシレーター系のインジケーターです。そのため、トレンド相場でもレンジ相場でもと、さまざまな相場状況に合わせた分析を行えるため、とても便利なツールであることは確かです。また、実際の価格変動に素早く反応するというメリットも持ち合わせています。
しかし、反応が早いためダマシに遭い、CCI単体では予測が外れやすくなるというデメリットもあります。そのため、他のインジケーターと合わせて活用し、ダマシに遭いやすいというリスクを抑え、より勝率の高いエントリーを心掛けていくことが大切です。

CCIは無料で使える上に、気をつけるべきポイントを抑えて使えば、便利なツールであることは間違いありません。バイナリーオプションを攻略したいのであれば、ぜひCCIの活用方法も覚えておくようにしましょう。

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