バイナリーオプションはチャート分析で勝率アップを目指す!

バイナリーオプション攻略法
Gerd AltmannによるPixabayからの画像

バイナリーオプションは、あてずっぽうで取引をしても勝てません。

なぜなら、判定時間が決まっているという特徴から、「〇分後にはこのラインより価格は上昇(もしくは下落)する」と、他の投資よりも明確に予測をしていかなければ勝率を上げることができないからです

明確な予測をするためには、根拠を必要とします。その根拠を見出すために、世界中の投資家は皆、チャート分析を行っているのです。

今回は、チャート分析とは何か、バイナリーオプションにおいてのチャート分析の重要性について、考えていきたいと思います。

 

「チャート分析」とは何か?

 

チャートとは、相場の過去実績のデータをグラフ化したものです。バイナリーオプションを含め、投資を利用している人は皆このチャートを活用して分析予測を行いながら取引をしています。

チャートは、相場の値動きを視覚化してくれるので、相場の傾向やトレンドが転換するタイミングが分かりやすくなるといったメリットがあります。

バイナリーオプションは、HighかLowか二者択一のシンプルなルールであるからこそ、相場の傾向をしっかり把握しなければ勝つことはできません。

相場の傾向には、世界中のトレーダーの意向が大いに影響しています。そのトレーダーたちの意向をチャート分析で見つけることができれば、相場の先行きを把握することができ、無駄のない取引が可能になるのです。

しかし、チャート分析を怠ってしまうと、自分勝手な運任せの取引になりがちになり、世界中のトレーダーの意向に対して差ができてしまい、ここぞという場面でエントリータイミングを逃してしまったり、勝率の低いポイントでエントリーしてしまって無駄な損失を出してしまったりと、ズレが生じてしまい、いつまでたっても稼げるようになることはないでしょう。

つまり、チャート分析を覚えることは、バイナリーオプションで勝つためには欠かせないのです。

 

チャート分析の基礎知識

 

チャート分析ツール

 

チャート分析をしたいとなると、まずはチャート分析が行えるツールを手に入れる必要があります。

一般的に有名なツールと言えば、MT4/MT5です。

これは世界中のトレーダーが活用しているチャート分析ツールで、無料であるにも関わらず、多数のテクニカル指標を表示することができて、精度が高い分析が行えます。

最初から使いこなすことは難しいかもしれませんが、バイナリーオプションをする上では必ず役立つツールですので、ぜひインストールしてコツコツ操作を覚えましょう。

 

ローソク足

 

チャート分析をするならば、ローソク足について知っておかなければなりません。

ローソク足とは、一定期間の値動きの情報を、ローソクの形状を使って表わしたものです。

ローソク足には、始値・終値・高値・安値などの情報が含まれており、1つのローソク足の太い部分は、始値と終値を表していて「実体」と呼ばれ、その実体から上下に伸びている線は、高値と安値を表していて「ヒゲ」と呼ばれます。

終値が始値より高いと「陽線」で、終値が始値より安いと「陰線」と呼ばれます。

このように、ローソク足には分析に必要なたくさんの情報が詰まっています。しっかり把握した上で、うまく分析に使えるようにしましょう。

 

マルチタイムフレーム分析(MTF)

 

バイナリーオプションのチャート分析では、マルチタイムフレーム分析(MTF)といって、複数の長さの期間毎にチャートを見て相場の状況を判断していくことが重要です。

ローソク足は、時間足と掛け合わせて見ていくのが鉄則です。時間足とは値動きを一定の時間で区切って表示するもので、時間足を切り替えれば、1つのローソクで分単位や月単位での値動きを表示することができます。

例えば、MT4に搭載されている時間足の区切りは1分足~1ヶ月足ですが、時間足を短くすれば細かい値動きを表示することができ、時間足を長くすれば相場全体の大きな動きを表示することができます。これらを組み合わせてチャート分析を行うことで、分析の精度が向上するのです。

初心者は1つの時間足でチャートを見て満足してしまい、安易に相場を判断してしまうことがあります。しかし、期間が短い時間足で見た時に下降トレンドに見えても、期間が長い時間足で見たら上昇トレンドだった、なんてことはよくあります。

根拠のあるエントリーをするためにも、俯瞰的に相場を見ることが大切です。さまざまな期間の時間足を併用して、相場の全体を把握できるように確認をしましょう。

 

覚えるべきチャートパターン

 

バイナリーオプションでは勝率がとても重要視されます。勝率を上げるためには、根拠のあるエントリーをする必要があり、それを実現するためにチャートパターンをうまく活用する必要があります。

チャートパターンとは、相場におけるトレンドの転換点やトレンドの方向性を把握するためのヒントになる、チャート上に現れるパターンのことです。

為替相場は世界中のトレーダーの意向により変動しており、トレーダーたちの考えが一致した時に現れるものがチャートパターンであるため、これを活用すれば相場の先行きを把握しやすくなります。

このパターンが出たから上昇トレンドが出そう、このパターンが出たから下降トレンドが出そうと、自身でパターンを認識しておくことで、そのパターンに近づいてきたタイミングがエントリーの根拠となり得るのです。

このように、チャートパターンを覚えて当てはめながら分析することで、勝率の高い予測をすることも可能になるのです

 

以下に、いくつかのチャートパターンをご紹介します。

 

トレンドの終わりを示唆するパターン

ダブルトップ

これは、相場によく現れる有名なチャートパターンです。

ダブルトップとは、アルファベットのMのように、同じ高さの山が連なっているチャートのパターンです。前回の高値と同じくらいか、もしくは超えられなかったことを意味しています。

ダブルトップになると、多くのトレーダーは上昇トレンドの流れが止まりそうだと判断し、一旦決済しようとします。すると、市場に売り注文が増えるため、上昇トレンドが下降トレンドへ転換すると捉えることができるのです。

ダブルボトム

ダブルボトムとは、アルファベットのWのように、同じ低さの谷が連なっているチャートのパターンです。前回の安値と同じくらいか、それよりも下がらなかったことを意味しています。

ダブルボトムになると、ダブルトップとは反対に、多くのトレーダーは下降トレンドの流れが止まりそうだと考え買い注文を増やすので、下降トレンドから上昇トレンドへ転換すると捉えることができます

トリプルトップ

トリプルトップとは、ダブルトップに山が1つ増えた形のチャートパターンです。

これは、ダブルトップからさらに高値を超えていこうとチャレンジしたものの、上昇傾向にはなれず下降が始まった状態を指しています。

トリプルボトム

トリプルボトムとは、ダブルボトムに谷が1つ増えた形のチャートパターンです。

トリプルトップと逆の考え方で、さらに安値を更新しようとしたものの、下降傾向にならずに上昇が始まった状態を指します。

 

このように、トレンドの終わりを示唆するチャートパターンを覚えておけば、上限もしくは下限ラインをチャートが抜けた時に、値動きの波の向きが反対へ動くと予想することができ、エントリーの根拠とすることができるのです。

 

上述の4つのチャートパターンは、相場の転換点のサインとなるチャートパターンですので、レンジ相場には適用されません
上昇トレンドで現れるのがダブルトップ・トリプルトップ、下降トレンドで現れるのがダブルボトム・トリプルボトムとなります。
あくまでトレンド相場の状態において、高値もしくは安値を更新できなかったパターンであることを理解しておきましょう。

トレンドの発生を示唆するパターン

ペナント

ペナントとは、値動きの上下する波が徐々に小さくなっていくチャートのパターンです。波の上限・下限に合わせてラインを引くと三角形に見えるため、ペナントと呼ばれます。

このパターンは、ある一定の値幅で上下するバランスを保てなくなってきていることを表しています。つまり、保たれている力のバランスが崩れる時に、急激なトレンドが発生する可能性があるため、トレンドの流れに沿ってエントリーを狙えるタイミングとなるわけです。

フラッグ

フラッグとは、トレンドが急上昇もしくは急降下してから、一時的に値動きの幅が一定になりレンジ相場になったように見えるチャートのパターンです。波の上限・下限に合わせてラインを引くと長方形に見えるため、フラッグ(旗)と呼ばれます。

レンジ相場に見える状態が一時的であるかどうかの判断をするには、ローソク足と移動平均線を掛け合わせてチャートを見る必要があります。ローソク足が長期間の移動平均線を抜けた時、一定の幅で値動きが収まっていた力のバランスが崩れたと判断でき、その後の急激なトレンドの発生を予想し備えることができるのです。

ペナントやフラッグのパターンは、バランスが崩れるまでの期間が長くなるほど、反発する力が大きくなります。そのため、その後勢いのあるトレンドになりやすいため、トレンドの流れに沿った方法でエントリーすれば勝率が上がるというわけです。

 

これらのチャートパターンは、決してシンプルで分かりやすい形で現れるものではありません

見極めるコツとしては、チャート上にレジスタンスライン・サポートラインを引いて、波の上限・下限となる抵抗線を可視化しておきましょう。そうすれば、どこでトレンド転換が起こりそうかを一目で判断することができ、チャートパターンが発生していることを発見しやすくなります。

また、初心者が始めからチャートパターンを見極めることは困難です。そのため、常日頃から相場をよく眺め実際のチャートパターンの形に慣れることが必要です。バイナリーオプション業者が提供するデモトレードを活用すれば、実際の相場に触れる機会を多く作ることができます。毎日相場を眺め続ければ、段々とチャートパターンを把握できるようになるでしょう。

チャート分析の経験を積むために適した時間帯というものがあります。値動きが活発な相場の方がそれだけトレンドも出やすく、さまざまなチャートパターンが発生する可能性があり、経験を積むためにはとても適しています。つまり、アメリカ・ニューヨーク市場が開いて、相場の動きが活発になる日本時間夜10時頃の時間帯に、さまざまなチャート分析を試すようにしましょう。そうすれば、自分に合った分析方法が見つかるはずです。

 

チャート分析を身につけて相場を理解しよう

 

バイナリーオプションでのチャート分析の重要性について、ご理解いただけましたか?

バイナリーオプションでチャート分析を行う意義とは、相場の流れ=”投資家心理”をいち早く把握することにあります。

なぜなら、相場の先行きを事前に把握できるようになれば、流れに合わせた順張り手法でエントリーするなど、自分自身の必勝法を確立させやすくなるからです。

最初は難しそうに思えるかもしれませんが、ローソク足などの基本をしっかり勉強し、チャートパターンを覚えて、実際の相場を見てコツコツと考察しましょう。そうすれば、根拠あるエントリーにたどり着くことができ、勝率アップも可能になってくるでしょう。

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