バイナリーオプションやるなら、まず順張りで!

バイナリーオプション攻略法
mohamed HassanによるPixabayからの画像

バイナリーオプションで稼ぐためには、取引手法を覚えなければなりません。

その中でも、今回は初心者でも取り組みやすい、順張りについて深堀りしてきたいと思います。

 

順張り(じゅんばり)とは?

 

順張りとは相場の流れに沿って取引を行う手法です。

つまり、相場が上昇傾向であればHighでエントリーし、下降傾向であればLowでエントリーするといった方法です。

ちなみに、これと逆の方法を行うことを逆張りと言います。

 

バイナリーオプションの取引では、HighかLowかの予測をするのみで、値動きの幅は関係がないため、一方向に大きく動く相場の方が予測しやすさがあり、エントリーポイントが狙いやすいということがあります。

相場の種類は大きく分けて2つです。

 

トレンド相場 : 値動きに上下どちらか一方向の方向性が出ている状態
レンジ相場 : 値動きが一定の値幅の範囲内を上下に行き来している状態

 

順張りでは、相場の流れに沿ったエントリーを行っていくため、今後の方向性が読み取りやすい相場が適しています。つまり、トレンド相場が適しているということになります。

これらのことから、バイナリーオプションのような短時間取引をする場合では、エントリーポイントを狙うのに分かりやすいトレンド相場で、順張り手法を用いる方がやりやすいと考えることができると思います。

もちろん、逆パターンの逆張り手法を用いている方もたくさんいらっしゃいますので、一概には言えませんが、初心者におすすめなのは順張りであることは確かだと思います。

また、トレンド相場には2つのパターンがあります。

キレイな線を描き分かりやすく変化していくものと、ガタガタの線で変化が分かりづらいものが存在し、順張りは後者のパターンでは通用しづらくなります。

決して安易には考えず、トレンド相場のすべてが順張りに適しているわけではない、ということに注意しながら取引をするようにしましょう。

 

順張りに活用できるインジケーター

 

バイナリーオプションで稼ぐためには、テクニカル分析は必須スキルです。

そのためにも、順張りに活用できるインジケーターを理解しましょう。

 

移動平均線

 

移動平均線はインジケーターの一つで、ある一定期間の価格から平均値を算出し、それをつなぎ合わせて線グラフにしたものです。価格の傾向や流れを一目で分かりやすくするためのもので、相場の先行きを見るための手がかりともなります。初心者でも扱いやすく、さまざまなインジケーターの基礎となっているものなので、これを学ぶことはテクニカル分析をするために欠かせません。

順張りをするにあたっては、移動平均線だけでも十分に分析することができます

移動平均線とローソク足との位置関係を見て、今のトレンドが強いのか弱いのか、またはレンジ相場になっているのかを判断したり、移動平均線の傾き度合からトレンドの強さを把握したりすることで、相場の今後の動きを予測し順張りに活用することができます。

他にも、順張り手法に使える移動平均線の活用方法はさまざまありますので、しっかりと勉強して取引を行いましょう。

 

ゴールデンクロス
短期の移動平均線が長期の移動平均線を下から上に突き抜けること。上昇トレンドの傾向と捉えることができる。
デッドクロス
短期の移動平均線が長期の移動平均線を上から下に突き抜けること。下降トレンドの傾向と捉えることができる。
パーフェクトオーダー
3本の移動平均線(短期移動平均線、中期移動平均線、長期移動平均線)を使い、それぞれの傾きが一致した状態から上昇トレンドか下降トレンドかを読み解く。
オーバーシュート(移動平均乖離率)
価格と移動平均線の距離は接近と離隔を繰り返して推移するため、距離が極端に離れた場合で、トレンド発生の原因となる大きな材料がなければ、その反動で大きくトレンドが反発する可能性があると予測できる。

 

上記のように、取引のタイミングを見極めるための判断材料として、移動平均線をうまく使っていきましょう。

 

一目均衡表

 

一目均衡表とは、トレンドの状況や値動きの上限・下限を予測することを可能にするインジケーターです。

一目均衡表は、ローソク足と基準線、転換線、遅行線、先行スパン1、2の5本線を使って図表を作り出したものですが、その中で形成される先行スパン1と2によって挟まれた範囲を「雲」と呼びます

「雲」は価格抵抗帯として見ることができ、世界中のトレーダーが意識している価格帯を把握しやすくなります。また、雲の厚さで抵抗の力を判断することができ、雲が厚い場合は、それ以上またはそれ以下の価格にはなりにくい、と予測したりすることもできます。

 

一目均衡表の主要なサインの中でも、雲とローソク足の位置関係から判断する方法を覚えておくと良いでしょう。

ローソク足を飛行機に見立て、飛行機より雲が下にあれば支えられて下降しないし、飛行機より雲が上にあれば上昇しずらくなるといったように、トレンドの先行きを予測するためにとても役立ちます。

また、ローソク足が雲を抜けた場合に、トレンドの転換点として認識することができます。ローソク足が下へ突き出した場合は上昇トレンドへ、また上へ突き出した場合は下降トレンドへ変化すると予測することができます。

 

このように一目均衡表では「雲」の見方を知っておけば、トレンドの強さや転換点などが分かりやすくなり、順張りが行いやすくなるのです。

 

MACD(マックディー)

 

MACDとは短期の移動平均線と中長期の移動平均線を用いて、より精度の高い分析を可能としたテクニカル指標です。

バイナリーオプション以外の投資でもよく活用されているツールとなります。

 

MACDラインとシグナルラインを使用して、2つのラインの乖離や交差を見て相場のトレンドを判断します。

判断方法としては、MACDラインがシグナルラインを下から上に抜けた時が上昇トレンド(ゴールデンクロス)、MACDラインがシグナルラインを上から下に突き抜けたときが下降トレンド(デッドクロス)、とする2つのタイミングを主にエントリーのサインとして用います。

ストキャスティクスとの組み合わせにより、よりエントリーポイントが分かりやすくなります。

 

順張りで選ぶべき通貨ペアと時間帯

 

バイナリーオプションで扱う「為替」とは、世界経済の動きによる影響を強く受けます。

そのため、選ぶ通貨の種類や取引の時間帯によって、取引市場での値動きの状況が変わってきます

取引が活発になるとトレンドも出やすくなり、順張りに適した条件を整えられることにも繋がりますので、通貨ペアと取引時間についてはしっかり学んでおきましょう。

 

通貨ペア

 

順張りでおすすめなのは、以下の2つです。

ユーロ/ドルは、トレンドの継続がわかりやすい通貨ペアとなります。なぜなら、世界中で多くの投資家が注目しているためです。注目度が高ければ強いトレンドも出やすくなり、キレイな線を描いて上昇または下降することにより順張りが適用しやすくなります。

米ドル/日本円は、日頃ニュースなどでよく目にしますし、日本人にとってはポピュラーな通貨ペアです。何しろ価格感が分かりやすいですし、円高・円安になりすぎるとアメリカと日本の間で調整が入りやすいため、このくらいの価格幅内でトレンドが推移するだろうと判断しやすいです。米ドル/日本円は、あまり相場の動きが大きくないとされていますが、実際にトレンドが出ると急上昇したり急降下したりする特徴があります。また、トレンドの反発する点も分析しやすいため、通貨ペアの中でも取引しやすいと考えられています。

順張り手法の場合は、トレンド発生率に注目して通貨ペアを選ぶようにしましょう。

 

取引の時間帯

 

また、順張り手法を有利に行うためにも、選んだ通貨ペアが値動きしやすい時間帯を選択する必要があります。

サラリーマンなどは、昼間に仕事をしているため夜に取引をする方も多いと思います。日本の夜の時間帯というのは、アメリカやヨーロッパでは昼間になります。ということは、日本の夜の時間帯でユーロ/ドルを選択していた場合は、トレンド相場になりやすい傾向があるということになります。ちなみに、ユーロ/ドルで順張りで取引するのに適した時間帯は、ニューヨーク市場やロンドン市場で値動きが活発になりやすい時間帯である、日本時間夜9時~深夜0時頃とされています。

このように、順張りを行う際にはトレンドが出やすい時間帯かどうかを見極める必要があるのです。

 

順張りを行うにはトレンドに注目しよう

 

順張りの特徴から見て取れる攻略法とは、トレンドが発生しやすい通貨ペアを選択し、トレンドが発生しやすい時間帯になってから、インジケーターを使用しトレンド方向を見極めた上でエントリーをする、といった形になります。

つまり、順張り手法ではとにかくトレンドの状況を把握することが大切ということです

初心者にとっても、トレンドさえ把握できれば伸びているのと同じ方向で仕掛ければ良いため、HighかLowどちらでエントリーしたらいいかが分かりやすく、その点はメリットだと思います。

ネット上で紹介されているのは逆張りの情報が多いですが、逆張りは初心者向けにはあまりおすすめされない手法のため、それらを真似しても上手くいかないことがあると思います。そんな場合や、最初に順張りと逆張りでどちらか迷われている方は、まずは順張り手法から実践してみることをおすすめします

 

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