バイナリーオプションで利益を得るためには、取引の勝率を上げることが重要になってきます。そのためには、論理的で根拠のある取引方法を確立させなければなりません。
適当に取引してしまえば、その分資産も減っていきますし、分析に活かせる有効なデータも取ることができないため、おそらく勝率は上がることはないでしょう。せっかく投資した資産が何にも活用されず極めてもったいないです。
今回は、どうしたら勝率を上げられるのか、そのロジックを考えていきたいと思います。
ロジックよりも前に考えるべきこと
勝率を上げるロジック以前に、投資に必要なポイントについて見直しましょう。
土台がしっかりしていなければ、稼げるものも稼げなくなってしまいます。
資金管理が重要
勝率が高くなる手法をネットで調べて真似して使っているけど勝てない、なんてことはよくあります。その理由は簡単で、そもそもバイナリーオプションで稼ぐための土台となる、投資の基本を守っていない可能性が高いです。
あなたのエントリー額は、口座金額の数パーセントですか?
これさえもできていない場合は、資金管理が徹底されていない可能性が高いです。
投資をしているなら、破産確率や期待値など基礎の部分をしっかり学びましょう。
バイナリーオプションで勝ちたいのなら、ロジック云々よりもまずは投資の勉強をすることです。
海外業者を選ぶ
稼ぎたいのであれば、国内業者ではなく海外業者を選びましょう。
以前は国内と海外に違いはなく、予想が当たれば約2倍、予想が外れればゼロのルールでしたが、現在は国内業者の場合「払い戻しが1000円固定で購入価格が変動する」という仕組みに変わってしまいました。これは、エントリー時より離れた価格で予測し当たればリターンが大きくなり、エントリー時より近い価格で予測し当たればリターンは小さくなる、ということになります。つまり、利益を求めるためには難しい予測をしなければならないので、その分失敗する可能性も高くなるのです。
海外業者は、予測が当たればエントリー時の価格からほんの少しの上下変動でも、約2倍のリターンがあります。これは、バイナリーオプションのような短時間取引の場合にはメリットが大きいのです。
このように、勝率アップのロジックを知る前に省みるポイントがあります。
本やネットで良いので、しっかり調べて学んでから取り組みましょう。
勝率アップを目指すロジック
そもそも「ロジック」とは、筋道の通った考え方や思考のことです。
バイナリーオプションで、根拠のある取引を行うための基本的な考え方は5つあると考えられます。
では、順に見ていきましょう。
取引回数
バイナリーオプションでは、取引回数よりも勝率を優先して意識しましょう。
別の言い方をすれば、いかに負ける回数を減らすかを意識しましょう、ということです。
なぜなら、取引回数は少なくても勝率が高いポイントでエントリーすることができれば、大きな利益を得ることができるのが、バイナリーオプションの性質だからです。
実際にチャンスというのは何度もやってくるものではなく、テクニカル分析を駆使した上で、自身の勝率が高いポイントを狙ってエントリーすることが重要なのです。
取引の時間帯
為替相場を扱った投資の場合は、必ず時間帯を意識することになります。
なぜなら、時間帯によって開いている市場が変わり、相場の特徴が異なるからです。
オーストラリア時間や日本時間とされる午前7時頃~午後6時頃は、市場への参加者が少なく値動きが落ち着き、「レンジ相場」になりやすいと言われます。反対に、ロンドン時間・ニューヨーク時間とされる時間帯が被る午後9時頃~午前0時頃は、市場への参加者が多くなり、値動きが活発になり「トレンド相場」になりやすいと言われています。
この相場の状況は、取引手法を選ぶ際にも重要な判断材料になってきます。
取引手法
バイナリーオプションで稼ぐために知っておくべき取引手法は、「順張り」と「逆張り」です。
これらを駆使することで、勝率を上げることができます。
取引手法には、相場との相性というものがあります。
相場には、価格が上昇傾向または下降傾向にある状態の「トレンド相場」と、どちらとも言えず先行きの見えない状態の「レンジ相場」があり、後に詳しく説明しますがエントリー方法の違いから、一般的には「トレンド相場」では「逆張り」よりも「順張り」の方が優位性が高くなると言われています。
このように、相場と手法には強い関連性があります。勝率を左右する要因になっていますのでしっかり頭に入れておきましょう。
それでは、取引手法ごとに勝率を上げるためのロジックを見ていきましょう。
順張りのロジック
順張りとは相場のトレンドの流れに沿ってエントリーしていく方法を言います。
基本的にバイナリーオプションでは、順張りで取引した方がやりやすいです。価格が上昇傾向であればHighでエントリーし、下降傾向であればLowでエントリーするので、とても分かりやすいです。
また、バイナリーオプションで順張りを行う上で、ポイントとなるのは「押し目」です。
トレンド相場というのは、全体としては上昇または下降しているものですが、小さな波を作りながら一方向に動いています。例えば、上昇トレンドであった場合でも一時的に下がる波ができ、その後すぐに上がる波に戻ります。この「押し目」を狙ってエントリーすれば、高い勝率を出せることができるわけです。
逆張りのロジック
順張りと逆に、トレンドの流れに逆らってエントリーしていく方法が逆張りです。
逆張りで狙っていくポイントは、「レンジ」と「反発」です。
一定の値幅内で価格が上下している状態をレンジ相場と言い、逆張りと相性の良い相場と言われています。
このレンジ相場で、一定の値幅を作り上げている上限価格と下限価格に、実際の価格がさしかかった時に反発してトレンド転換しやすいとされているため、このタイミングが逆張りを狙えるポイントとなるのです。
他にも、レンジの上限または下限を突破した時に、もとに戻ろうと動くタイミングを狙ったり、相場を長期的に見て「買われ過ぎ」「売られ過ぎ」で反発するタイミングを狙うなどの方法があります。
基本的には、逆張りは上記の方法を覚えておけば大丈夫ですが、そもそも逆張りは難易度の高い方法です。上級者向けであるため、初心者はまず順張りをマスターできるよう心掛けましょう。
テクニカル分析
稼ぐためのロジックを確立するために、とても重要なのがテクニカル分析です。
テクニカル分析を活用して、取引に最適なタイミングをいかに把握できるかが稼ぐためのポイントなのです。
テクニカル分析とは、ローソク足・ラインや上述したボリンジャーバンドのようなインジケーターなどのテクニカル指標を活用して、相場を分析する方法のことを言います。
テクニカル分析を行うには、分析ツールが必要です。
バイナリーオプション業者が提供しているチャート分析ツールもありますが、シンプル過ぎてテクニカル分析には向かないため、バイナリーオプション利用者によく使われているのが「MT4/MT5」という無料のチャート分析ソフトです。スマホでも利用でき、無料なのにも関わらず機能が充実しているのでおすすめです。
テクニカル分析ができるということは、投資家心理を理解することでもあります。
そうなれば、相場全体の流れが掴めるようになり、根拠をもったエントリーができるようになるのです。
トレード記録
最初から自分にあったテクニカル分析の方法や、取引手法が分かるはずがありません。
それを判断するためにも、取引実績はちゃんと記録しましょう。
業者が提供するツールにある取引履歴では不十分です。スプレッドシートやエクセルなどを使い自分で作成することで、勝率や損益などを数値として把握することが大切です。
最低でも、取引日時、通貨ペア、掛け金、勝敗結果は記録しましょう。さらに言えば、取引した時のチャート画像を残しておくと、どのような相場で勝ってどのような相場で負けているのかを分析できるのでおすすめです。
成功した取引よりも、失敗した取引について何が原因かを考え分析することで、取引の精度が上がり勝率アップに繋がります。
このように、客観的に自分の取引を見返すことで勝率が安定していくのです。
大変地味ですぐに結果が現れるものではないので初心者は特に怠りがちですが、先々の取引で成果を出すためにはとても重要なアクションですので頑張って取り組みましょう。
ロジックと相場を理解して実践しよう
バイナリーオプションで勝率を上げるためには、さまざまな条件があることがお分かりいただけましたでしょうか?
これらのポイントをもとに、勝率の高い取引方法を論理的に自分で組み立てましょう。
自分のロジックを確立することで、初心者だったとしてもバイナリーオプションで安定的に稼げるようになる可能性があるのです。
しかし注意すべきは、ロジックだけで簡単に勝てるわけではない、ということです。
為替相場を扱う投資は経験がものをいいます。バイナリーオプション業者の中には、デモ取引を行えるところもありますので、実際の相場について学び、自分のロジックで経験を積むために活用しましょう。