みなさん「スライド法」という手法をご存知でしょうか?
バイナリーオプションにおいて、安定的に勝利することは簡単ではありませんよね。
ネットや書籍ではさまざまな必勝法が紹介されていますが、今回紹介するスライド法も必勝法のひとつです。
この記事を読んで、ぜひスライド法を身につけてくださいね。
マーチンゲール法とスライド法
スライド法についての説明の前に、皆様は「マーチンゲール法」という手法をご存知でしょうか?
スライド法は、このマーチンゲール法とよく似た手法です。
マーチンゲール法ってなに?という方のために簡単に説明します。
マーチンゲール法
投資をして負けたら、次は先ほどの2倍の掛け金で再度投資をする。
勝てるまで掛け金を2倍にしてかけ続ける。
すると、一回勝てばいままでの損失をカバーできるという手法。
しかし、勝つまでやり続けなければならないので莫大な資金がなければ不可能。
上記で説明した通り、このマーチンゲール法の欠点は、莫大な資金がなければ挑戦できないという点です。
しかし、スライド法だったら莫大な資金がなくても挑戦することが可能です。
スライド法ってなに?
では、具体的にスライド法はどんな手法なのかを説明します。
スライド法は、負けた場合は賭け金を1.25倍にし、勝った時は1つ前の金額に戻して賭けるというトレード手法です。
たとえば、1000円で取引をスタートし、1回目は負けたとします。その次は賭け金を1.25倍するので、1250円かけます。また負けた場合はさらに賭け金を1.25倍するので1570円をかける、というように繰り返していきます。
途中で勝った場合は、その次の取引は掛け金を÷1.25した金額を賭けます。
スライド法の利点はこのように守備的に取引をできるところで、勝った時に1つ前の負けを取り戻すことができます。
勝って賭け金が1倍になったり、1回目で勝てた場合はプラスになるのでそこで取引を終了します。
海外バイナリーオプションでの一般的なペイアウト率1.8倍で取引をし、賭け金1000のところで負け、次は1250円のところで勝ったとします。
すると、1戦目の利益が-1000円、2戦目の利益が+1000円(1250円×0.8=1000円)で1戦目の損失を取り戻すことができるということです。
この手法ではなく、1戦目も2戦目も同じ賭け金で取引をする場合は、一敗したら二勝しなくては負けを取り戻すことができません。
つまり、比較的リスクを抑えた取引手法だということが言えます。
マーチンゲール法とは違って莫大な資金を用意する必要がないという点もポイントです。
ただし、リスクを抑える代わりに、勝てたとしてもいままでの負けを全てなしにできるほどの額を稼ぐことはできない点が欠点ではあります。
バイナリーオプションでスライド法を使うときの注意点
比較的リスクを抑えることができ、連続で取引を行えるスライド法ですが、取引をする際はいくつかの注意点があります。
注意点①
まずひとつめは、ペイアウト率が一定でない点です。
海外バイナリーオプションの場合はペイアウト率が1.8倍を下回ることはあまりありませんので心配ないかもしれませんが、ペイアウト率が一定であるという前提で取引をしていると計画が崩れてしまいます。
注意点②
もう1つの注意点は、負け続けると資金が尽きてしまう点です。
勝てれば問題はないのですが、従来の取引手法と違って負けた場合はどんどん賭け金を上げていかなくてはならないので、負け続けると損失は普段より大きくなります。
また、長期的なトレードで勝つためにはこのような運任せの手法では限界があるということを心の片隅に置いておいてください。
ペイアウト率が2倍を下回る取引では、いくらスライド法で賭け金を変えても分が悪い取引であるということに変わりありません。
なので、ただ運に任せてトレードするのではなく、勝率を上げるための努力が必要です。
先ほど説明した通り、スライド法はリスクを抑えることができますが、マーチンゲール法のように勝った時に莫大な利益を得ることができる手法ではありません。
結局のところ分析能力などのトレードの技術が必要となってきます。
スライド法を使えばなにも考えなくても資金を増やすことができる、というわけではないことを覚えておいてください。
スライド法の利用がおすすめなのはどんな人?
資産に余裕のある方が、スライド法に向いています。
先程は莫大な資産は必要ないと述べましたが、マーチンゲール法を使うほどの資産はスライド法では必要ありませんが、やはりある程度の資産は必要です。
なぜなら、負けが続いた場合に資産が必要となってくるからです。
もしくは、自己資産のほんの一部のみをバイナリーオプションに使っているという方にも有効な手法でしょう。
先ほど述べた例のように、1000円から始めて取引を続けるならそこまでの資産は不要ですが、バイナリーオプションで本格的に稼ぐには数十万円を使って取引をすることになります。
続けていればいつか必ずプラスになるとはいえ、続けるほどリスクは少しずつ高くなります。
ですので、それに耐えられる資産を用意してからスライド法を利用したほうが良いでしょう。
また、利益がプラスになる前に諦めてしまっては元も子もありません。
プラスになるまで続けられる継続力と忍耐のある方にも向いている手法と言えるでしょう。
トレードのしすぎは負けにつながることもあるというのは皆様ご存知だと思いますが、スライド法はある程度トレード回数を重ねなくてはならない手法です。
しかし、引き際の見極めも重要です。
利益が出ない時は深追いせず、諦めることも大事な判断でしょう。
あと、これはあまりおすすめとは言えませんが、分析が嫌いな方、したくない方にもおすすめな手法かもしれません。
スライド法は勝つまで取引を続けるという単純な手法ですので、あまり考えていなくても勝つことが可能です。
しかし、なにも考えずに取引を続けると、負けが続き資金がなくなる可能性もあるので資金管理を徹底するよう気をつけてください。
スライド法の利用におすすめな取引時間は?
短期取引の場合、引き分けが負けとなってしまいます。
そのため、スライド法を使う際はできるだけ長い足の時間足をおすすめします。
引き分けにならないようしっかりと準備を整えて短期取引に臨む場合もありますが、スライド法の場合はそれは向いていないので、引き分けがノーカウントになる取引時間を選ぶのが無難でしょう。
引き分けになるリスクは、短い時間だと大きくなるわけではありませんが、勝率が50%を下回ってしまいますので避けた方が良いです。
「スライド法以外の手法でも言えることでは?」と思われるかもしれませんが、スライド法の場合は取引を続けると少しずつリスクが上がっていくため、万が一リスクが高い状況で引き分けが来てしまったらと考えると、他の手法よりも注意しなければなりません。
まとめ
スライド法はマーチンゲール法とよく似ていて、勝てるまで続けるという手法です。
ただ、マーチンゲール法と違って、少なめの資産でもこの手法を使うことが可能です。
しかし、あくまでもマーチンゲール法と比べれば資産が必要ないだけであって、スライド法自体は通常の取引手法よりは資産を使う方法です。
資産に余裕を持って行うようにしましょう。
短期取引だと引き分けの場合負けになってしまうため、おすすめの取引時間は15分以上です。
スライド法はバイナリーオプションの知識や分析のスキルがなくても勝てる時は勝ててしまう手法です。
ですが、リスクを下げるためにも少しでも勝率を上げたいですよね。
スライド法に挑戦する前にある程度のトレードの腕があれば安心してスライド法を利用できるかもしれません。
相場分析ができるようになれば、勝率をアップさせることができます。
そして連続して負ける可能性を下げることができます。
スライド法を利用する場合は相場分析をしなくても勝つことも可能ですが、スライド法は資金管理法の1つであるという意識を持って、分析スキルを身につけるようにしましょう。