「ツールを使わないとバイナリーオプションは勝てない」
皆様、こう思っていませんか?
この記事ではツールを使わなくても利益を出すことが可能な方法のひとつである、「逆マーチン」について解説していきます。
この方法は利益を大きく高めた上で、なおかつリスクはなるべく抑えた手法となっています。
ツールを使わない取引方法
皆様はマーチンゲール法という手法をご存じでしょうか?
これは負けたら勝つまで掛け金を倍にして取引を続けるという手法で、ギャンブルで使われることもあります。
もし負け続けてしまったとしても、最後に1度勝てばそれまでの損失をカバーできて利益を出すことができる手法です。
しかし、マーチン法は莫大な資金が必要であり、1度も勝てずに自分の資金がゼロになってしまうかもしれないという危険があります。
つまり、必ず制限付きで行わなければならない取引方法となります。
これから、このマーチン方によく似た「逆マーチン」について説明します。
逆マーチンってなに?
ここまでで想像がついた方もいるかもしれませんが、「逆マーチン」とはマーチン法の逆、つまり勝った際に次の掛け金を倍にしていく手法です。
逆マーチンを使って1,000円で取引をスタートした際の例をあげてみます。
例:1,000円で投資スタート
1回目→勝った
2回目→2,000円投資、また勝った
3回目→4,000円投資、負けた
4回目→1,000円に戻して投資、負けた
5回目→また1,000円で投資
このように、利益が出るまで繰り返していきます。
この方法は至ってシンプルですので、ツールなどは必要ありません!
しかし、例を見ると分かるように一度でも負けると損失が出ます。
なので、この手法は絶対に勝てる自信がある時や、勝てる根拠がはっきりしている時の利用がおすすめです。
実際に逆マーチンを利用してみよう
それでは、ペイアウト率1.88倍の取引で逆マーチンを利用した場合どのくらい利益が出るのかを、実際に計算してみましょう。
勝ち続けることができた場合
勝ち続けることができた場合は利益はどんどん膨らんでいきます。
投資額は1,000円からスタートしたとします。
1回目:勝ち→ペイアウト1,880円、利益880円
2回目:勝ち→ペイアウト3,760円、利益1,760円
3回目:勝ち→ペイアウト7,520円、利益3,520円
4回目:勝ち→ペイアウト15,040円、利益7,040円
5回目:勝ち→ペイアウト30,080円、利益14,080円
勝ち続けるほど利益は増えますので、5回目には14,080円の利益となります!
しかしこれはあくまでも勝ち続けた場合であり、一度でも負けると一気にマイナスとなってしまいます。
例を見てみましょう。
負けた場合
1回目:勝ち→ペイアウト1,880円、利益880円
2回目:勝ち→ペイアウト3,760円、利益2,640円
3回目:勝ち→ペイアウト7,520円、利益6,160円
4回目:勝ち→ペイアウト15,040円、利益13,200円
5回目:負け→ペイアウト0円、利益-2800円
このように一回でも負けると損失が出てしまいます。
損失を抑えるためには?
逆マーチンは勝ち続ければ莫大な利益を得ることができる方法であるとお分かりいただけたかと思います。
しかし、利益が大きい分、負けた時の損失も大きくなってしまうところが気になりますよね。
損失を少しでも小さくするいくつかの方法を説明します。
①ペイアウト率が2倍の取引で行う
ペイアウト率が2倍の取引で逆マーチンを行った場合は、先ほどのペイアウト率1.88倍の取引の例に比べると少し損失を抑えることができます。
しかし、注意点もあります。
ペイアウト率が2倍の取引はほとんどがスプレッドを利用した取引なので、逆に負ける可能性が高くなるという危険性があるのです。
②投資金額を抑える
逆マーチンは勝ったら投資額を2倍にしていく方法ですが、損失を初期投資金額で抑えたい場合は、勝ったら次の投資金額を「初期投資+前回取引の利益」としましょう。
例えば、ペイアウト率1.88倍の取引で1000円初期投資でスタートした時に勝った場合、利益は880円ですね。
そうしたら、次の取引では1000円+880円で1880円を掛け金とします。
利益のみを再投資するため、負けてしまっても損失は初期投資額のみに抑えることができます。
ただし金額は複雑になるので注意してください。
まとめ
逆マーチン法について、理解していただけたでしょうか?
逆マーチンは勝てば勝つほど利益を増やしていけるので魅力的に感じられるかもしれません。
しかし、1回でも負けると損失が出てしまいます。
いままでの取引を思い出してみると、連続で勝ち続けることが簡単なことではないことは容易に想像がつくと思います。
そのため腕に自信のある方や、絶対に勝てる確信のある場面で使うことをおすすめします。
もし、自信はないけど逆マーチン法を利用してみたいという方は、前述した少しでも損失を抑える方法を読んで、無理のない範囲で試してみてくださいね。